松本市内各所で開催中の「2008サイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF)」の一環で8月24日、「歓迎 吹奏楽合同演奏会」が行われ、市内小中学校のブラスバンドなどがSKF総監督・小澤征爾さんの指揮で演奏を披露した。
当日はあいにくの雨のため、市内中心部で予定されていた「歓迎吹奏楽パレード」が中止に。松本城本丸庭園で行われる予定だった合同演奏会も「長野県松本文化会館」(松本市水汲)に場所を変更して行われた。
参加したのは田川小学校マーチングバンド、筑摩野中学校吹奏楽部ら松本市内外の小、中学校、社会人の吹奏楽部・楽団など14校6団体の約900人。合同演奏前にはそのうち13団体がステージ上で日ごろの練習の成果を披露した。
その後、全参加者がステージと1階席を使い、パート別にそろったところで小澤さんが登場。ステージ中央からステージと1階席を交互に指揮しながら、途中演奏を止めて指導を入れるなどして「聖者の行進」「威風堂々」を演奏した。最後には長野県歌「信濃の国」を観客の合唱とともに演奏し、合同演奏会を締めくくった。
SKFは同26日よりオペラ(まつもと市民芸術館)、同30日よりオーケストラ(長野県松本文化会館)が始まり、約1カ月間に及ぶ開催の佳境を迎える。