松本のお産事情や母乳育児について話す「お産と母乳のセミナー」が12月23日、松本短期大学(松本市笹賀)で行われる。
主催は相澤病院(本庄2)。同院の助産師が、松本地域のお産事情や母乳育児、ミルクと母乳の違いなどについて話し、妊婦体験や赤ちゃんグッズの紹介、相談会なども行う。
松本地域では、2008年から「松本地域出産・子育て安心ネットワーク」を構築し、分娩(ぶんべん)医療機関・6機関と健診協力医療機関・16機関が明確な役割分担を行っている。出産は分娩医療機関、妊婦検診は健診協力医療機関が担当。基本的に、初診から妊娠10週ごろまでは健診協力医療機関を受診し、分娩医療機関の受診は11週に入ってからとしている。
同セミナーの開催は初めて。地域のお産事情を知ることで、スムーズな受診・出産ができるようにと企画した。「事情が分からず、初めて妊娠した方や移住してきた方は特に戸惑うことが多いと聞いている」と同院広報企画室の寺澤大治さん。分娩医療機関である同院を初診で訪れた人に、健診協力医療機関を紹介する場合もあると話す。
出産を控えた人だけではなく、これから妊娠を考えている人やその家族、孫が産まれるという人など、幅広い層から問い合わせがあるという。「実際に現場で働いている人が話すので、具体的で分かりやすいと思う。気になる方は気軽に参加してほしい」
開催時間は13時30分~15時30分。参加無料。申し込み不要。問い合わせは同院(TEL 0263-33-8600)まで。