松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、服飾デザイナー・百瀬陽子さんによる個展「【WEEK】youi! spring/summer collection2015」が開催されている。
「ようさん工房」のネームで活動する百瀬さん。「手の届く範囲で、なるべく良い素材を使って作りたい」と、天然素材を使った服飾雑貨を松本・中町にある工房で制作している。同展ではスプリングコート、デニムパンツ、シャツやワンピースのほか、バッグやポーチ、ヘアアクセサリーなど約110点を展示する。
ギャラリーの中央では、7パターンのコーディネートを提案。リバティプリントのブラウスとスカート、白いカットソーと黒のワイドパンツなど春らしいアイテムが並ぶ。小中学生のころから、ファッション雑誌を楽しみにしていたという百瀬さん。「コーディネート特集を見るのが好きだった。実際に合わせることでイメージも膨らむと思う」。壁には、百瀬さんが着用した写真も一緒に飾る。
バッグは、持ち手が長めのショルダータイプのものや、自転車に乗るときにも持ちやすいように持ち手の長さを工夫したタイプも制作。花やリボンのヘアゴム、刺しゅうを施したブローチのほか、アンティークのボタンを使ったアクセサリーも用意する。
近年、「工芸の五月」に合わせて春夏シーズンの展示会を行っていたが、「今回はいつもより少し早め。その分、ちょうど春を感じ始める時期になった」と百瀬さん。「毎日の生活に使えるものを多くそろえたので、ぜひ足を運んでもらえれば」と話す。
作品は全て販売する。価格は、ポーチ=1,200円~、ブローチ=1,900円~、シャツ=9,700円~、ワンピース=1万800円~など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3月曜定休。3月30日まで。