長野道の梓川サービスエリア(上り線)で現在、長野県産のオリジナル品種のリンゴを原料にしたご当地スイーツ「りんご三兄弟ソフトクリーム」が販売されている。
ソフトクリームは、香り豊かで甘酸っぱさが特長の「秋映(あきばえ)」と、優しい甘みの「シナノスイート」、甘みと酸味のバランスがとれた「シナノゴールド」の3種類。果汁100%のジュースを原料に使い、それぞれの風味を感じられるようにした。
県のオリジナル品種である3つを「りんご三兄弟」としてPRするJA全農長野と、食品卸売会社「信越フリーザー」(長野市)が共同開発。「りんご三兄弟」は2009年に商標登録され、歌を作るなどPRに力を入れてきたが、メーンとなる青果販売は供給期間が限られていた。ソフトクリームの商品化により通年での販売が可能になったことでさらなる認知度向上を目指す。
梓川SAでは同商品のほか、3つの味が一度に楽しめる「トリプルセット」も販売。ワッフルコーンをゴーフルなどで区切り3種類のソフトクリームを入れる。見た目はあまり違いがなため、見分けがつくように色の違うスプーンを差すなどの工夫も。「量は3つ分入っているのでかなりお得。数人で分けて楽しむ方も、一人でペロリと平らげる方もいる」とアルピコ交通サービスエリア事業部の倉澤秀一さん。「食べ比べて、それぞれの味の違いを楽しんでもらえれば」と話す。
価格は各種=330円、トリプルセット=600円。3品種とトリプルセットは同SAと、小布施ハイウエーオアシスで限定販売する。このほか、JA直売所や道の駅、SAなどでは一種類のみの販売を行う場所もあり、今後も順次販路を拡大する予定という。