松本の演劇情報を掲載したフリーペーパー「まげがみ」、夏号発行

「まげなび」のスタッフ ©まつもと演劇連合会

「まげなび」のスタッフ ©まつもと演劇連合会

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 松本市の演劇情報を掲載したフリーペーパー「まげがみ」の夏号が発行された。企画・制作はまつもと演劇連合会(松本市笹賀、TEL 0263-59-6530)。

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 今年2月に創刊した同誌は、今号が2号目。松本市内の劇場で行われている公演の情報などを中心に掲載している。配布先は松本市街地の飲食店や公共施設で、発行部数は2,000部。年4回の発行を予定している。気軽に持ち運べるようにとA4サイズに印刷したものを6分の1のサイズに折りたたんだ形状にした。「松本の芝居が一通りわかるような情報誌を作りたかった」と同会会長の永高英雄さん。

 市内を中心に活動している演劇団体が、同会を発足したのは約20年前。2006年に名称を現在の「まつもと演劇連合会」とした。現在は13団体が会員として登録、個人スタッフも含めると約20団体が参加している。昨年、「芸術振興団体」として松本市制100周年の表彰も受けた。

 「松本は劇団数も多く、けいこ場にも恵まれている。演劇に関わるスタッフも多い。ただ、残念なことに市民にはあまり知られていないように思う」と永高さんは話す。同会でも認知度の向上が課題となっており、「まげなび」のほかに毎年11月に行われている「まつもと演劇祭」の告知や昨年スタートしたウェブサイト「まげナビ!」など、広報活動に力を入れている。

 永高さんが代表を務める「劇団ザ?猿ロマン」は6月20日からまつもと市民芸術館での公演を経て、8月には東京・下北沢での公演を予定している。「今までは東京の劇団を呼んで松本で公演してもらうということが多かったが、今後は松本から東京へ、ということもやっていくべきだと思う」(同)。今まであまりない試みとなるが「地方だからこそできる、地方の強みもあると思う。最初は難しい面もあるかもしれないが、継続してやっていきたい」と意欲をみせる。「松本の演劇シーンを盛り上げていきたい」と思いは強い。

まつもと演劇連合会 まげナビ!劇団ザ?猿ロマン「まつもと演劇祭」-長野の劇団30分6本勝負で観客沸かせる(松本経済新聞)

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