松本・中町に8月12日、そば店「小城(こじょう)」(松本市中央2、TEL 0263-34-5728)がオープンした。
店舗面積は約9坪、席数はカウンター12席。店内にはオープンキッチンと券売機を設ける。「バーのように開かれたカウンターで清潔感や良い緊張感を保ち、気軽に注文してもらいたい」とオーナーの藤本英樹さん。
「ざるそば」「おおざる」(以上500円)をはじめ、温冷を選べる「月見とろろそば」(650円)、「えび天そば」(850円)などをそろえる。そばとセットで楽しめる「かき揚げ丼」(350円)、「小天丼」(500円)などの丼ぶりや、「温泉卵」「おろし」(以上50円)などのトッピングも。「オーソドックスなメニューはワンコインで、セットにしても1,000円程度で楽しめるような価格設定を意識した」と藤本さん。
そばは国産のそば粉を使い、藤本さんが経営するレストラン「VON CELLAR(ボンセラー)」(大手2)のセントラルキッチンで仕込む。つゆも県内の醸造会社に調合を相談して作り上げ、県内の老舗そば店を営む知人にいろいろな意見を仰ぎながら試行錯誤したという。「長野県にはそば屋がたくさんあるが、本格的なそばを低価格で気軽に食べられる店は意外と少ない。地元の人たちにもっと身近にそばを楽しんでほしい」
「今後はボンセラーで人気のあるカレーを使った本格カレーそばや、市内のラーメン店の名物メニューとのコラボも考えている」と藤本さん。「そばの王道をベースにしながらも、いい意味で遊び心を持って柔軟に新しいそばの形を模索していきたい」とも。
営業時間は11時~16時。