自然の中で山と本を楽しむ野外イベント「ALPS BOOK CAMP（アルプスブックキャンプ）」が7月12日・13日、大町市の木崎湖キャンプ場で開催される。

　書店約20店をはじめ、飲食店やアウトドアグッズ、古道具、クラフト作品、雑貨店などが出店。各日、約50のブースが並び、ワークショップやパフォーマンスなどのイベントも行う。12日の夜にはキャンプファイヤーも予定。「本好きはもちろん、アウトドアに興味がある人、おいしいものを食べたいという人にも楽しんでもらえる店がそろった」と、主催する書店「栞日（しおりび）」（松本市深志3、TEL 0263-87-5377）の店主・菊地徹さん。

　同店をはじめ、県内からは「山の本屋 by value books」「ことば屋」「夕やけこやけ」「Books&Cafe ひふみよ」など、県外からは「mountain bookcase」「atelier Rust」（以上山梨県）、「古本ジャンボリーズ」（岐阜県）、「オヨヨ書林」（石川県）などの書店が参加。古本をメーンに、新刊本やリトルプレスも並ぶ。「自分が参加した本のイベントで一緒になった人たちを中心に、せっかくなので遠方の店にも声を掛けた」と菊地さん。「本のイベントによく足を運んでいる人にとって新たな出合いになれば。地元の書店にとっても刺激になると思う」

　菊地さんは同店を昨年8月にオープン。当初から「長野らしい本のイベントを開きたい」という思いがあり、少しずつ準備を進めてきた。「県内外問わず、本のイベントはたくさんあるが、これまでにないような形にしたいと思った。信州の魅力を伝えたいという気持ちもあり、検討してキャンプ場に決めた」。キャンプ場を利用することで、「泊まって楽しめる本のイベント」にもなる。「本が目的の人もそうではない人も十分楽しめるはず。家族連れでもピクニック気分でも大丈夫なので、気軽に本と触れ合う2日間になれば」

　開催時間は12日＝12時～21時、13日＝10時～17時。入場料は300円（高校生以下は無料）。小雨決行。詳細はホームページで確認できる。問い合わせは「栞日」まで。