松本駅で4月1日から、JR東日本のICカード「Suica(スイカ)」の利用が可能になった。県内での導入は初めて。
スイカは、切符を購入することなく事前に入金することで何度でも使えるICカード。自動改札をタッチすることで乗車料金が自動的に精算される。首都圏を中心に広く利用されており、同社では1日から一部のサービスを利用できる駅を33駅拡大。県内では松本のほか、中央線の富士見、茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻、小海線の野辺山の各駅で使えるようになった。これらの駅は首都圏までの通勤・通学の利用者や、首都圏からの観光客も多く、利便性向上のため導入を決めたという。
スイカが利用できるようになる区間については導入後、通常の乗車券の有効期間は当日限りとなり、途中下車もできなくなる。松本を含め県内の各駅では、スイカの発売や払い戻し、再発行は行われない。利用者は販売している首都圏で購入するか、スイカ機能付きのクレジットカードを申し込む必要がある。