まつもと市民芸術館(松本市深志、TEL 0263-33-3800)で10月19日より、舞台「ティンゲル・グリム~眠れぬ森のおどけ奇譚」の公演が始まる。
同作品は2006年から同芸術館のアウトリーチ公演として行われてきた「グリム・グリム・グリム」で演じられたグリム童話の世界を、演出の串田和美さん、美術の宇野亜喜良さんらの手によって装いを新たにしたもの。200編ものグリム童話の中からピックアップした物語を紡いでいく。
演出の串田和美さんは1966年、劇団自由劇場を結成。代表作の「上海バンスキング」など多くの作品を発表。その後渋谷Bunkamuraシアターコクーンの初代芸術監督を務め、2003年よりまつもと市民芸術館の館長兼芸術監督を務める。日本大学芸術学部教授。
同公演は19日~22日に5回公演を行う。21日には公演後に串田和美さん、宇野亜喜良さん、音楽の朝比奈尚之さん、プレイライトの高泉淳子さんによるアフタートークも。21日までは松本PARCO1階特設会場で「宇野亜喜良×ティンゲル・グリム」展も開催し、宇野さんのポスター原画や作品で使用した衣装などを展示するほか、宇野さんのイラスト入りトートバッグなども販売する。
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