地域活性化のためのさまざまな事業を手掛ける「地元カンパニー」（東京都渋谷区）が2月1日、地域の特産品が選べるカタログギフト「地元のギフト」の長野県中信州・北信州・南信州版をリリースした。

　地元の商品を選んで贈ることができる同カタログ。商品ごとのカード形式になっており、表面には商品と共にそれを作っている2人の人物、師匠と弟子、今作っている人とこれから作っていく予定の人など2人の写真を載せ、裏面には商品の思い出について2人が話す様子を掲載。「どんな人たちが、どんな思いでつくっているのか、2人の会話を通して伝えることができればと考えた」と同社の宮嶋絵美子さん。

　同社の代表取締役・児玉光史さんが上田市（旧武石村）のアスパラ農家に生まれ育ったこともあり、2012年7月に第1弾として東信州版を作成。今回、中信州・北信州・南信州の3地域がそろい、県内全域をカバーしたことになる。中信州版は8商品がセットになっており、信州黄金シャモ（大町市）、巨峰（生坂村）、スイカ（松本市）、そばセット（同）などの食品のほか、古民家ゲストハウス「梢乃雪」（小谷村）の宿泊券なども。

　「自分が生まれ育った地域のもの、自分を育ててくれた地域のもの、自分が小さいころから食べてきたものを、いつもお世話になっている方へ贈る」をコンセプトに、全国展開を進める同カタログ。「結婚式の引き出物や出産祝い、お中元、お歳暮、景品など、さまざまなシーンで使っていただけると思う」と宮嶋さん。「普通のカタログギフトではなく、一味違ったものを贈りたい方はぜひ」

　価格は3,980円。ホームページから購入できる。