信大生が「ビジネスコンテスト」開催へ-学生ならではの発想と情熱伝える

本番に向けてリハーサルする様子

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 松本商工会館(松本市中央1)で12月15日、信州大学の学生による「ビジネスコンテスト」が行われる。

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 同大のビジネスコンテスト運営サークル「The Fruit of New Knowledge(TFNK)」が企画。代表の人文学部4年・薦田夏実さんが、東京などで行われている、学生も参加できるビジネスコンテストを知り、「自分も出てみたいと思ったことが始まり。遠方のコンテストでは参加するのが難しい…だったら地元で企画しようと思った」。同大では上田市にサテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(SVBL)を置くが、技術寄りではなく、アイデアベースのものをと、今年4月、2人で同サークルを発足。松本商工会議所などの協力を得て準備を進めてきた。現在は1年生から4年生まで、10人のメンバーで活動する。

 「発表の場だけではなく、学べる場、出会いの場にしたい」と考え、セミナーなども開催。同会議所青年部のメンバーを講師に迎えて10月に行われた「若者に求める新しいビジネス」では、ビジネスモデルづくりや経営ノウハウについて約20人の学生が学んだ。11月には座談会を開催し、経営者と学生が自由に話せる場も設けた。

 当日は4組が出場予定。東京五輪に向けた新ビジネスや環境エネルギーの学生ファンドなど、ビジネスプランを発表する。同会議所青年部の若手経営者や同大の教授が審査員を務め新規・独自性、社会性、収益・継続性、実現性、プレゼン能力の5項目から採点し、グランプリを決める。

 「学生の発想や熱意を感じてもらえるコンテストにしたい」と薦田さん。「学生や経営者の方など、多くの人に聞いてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開場=10時、開始=10時30分。入場無料。13時ごろからは参加者同士による交流会も予定する。問い合わせは松本商工会議所(TEL 0263-32-5356)まで。

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