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松本の街中を彩る「七夕人形」-各所で取り組み、展示やマップ製作も

「まつもとの七夕人形 知る見る買う」マップ

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 松本中心市街地の商店の店先や公共施設などで、七夕人形が飾られている。

松本パルコ2階にも七夕人形が

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 長野県内では、月遅れの8月7日に七夕を行うところが多く、松本から安曇野、大北地域の一部では七夕人形を飾る風習がある。江戸時代から続くもので、人形は木製のものや紙製のものがあり、牽牛(けんぎゅう・ひこ星)、織女(しょくじょ・織り姫)を模す一対のものが多い。人形はもともと、初子の健やかな成長を祈って贈られることが多かったという。

 徒士町、緑町、高砂通りでは、七夕人形を飾る店舗や民家が多く見られる。松本パルコでも今月1日から展示。市内で七夕人形を製作する5店舗が製作した七夕人形10体が並ぶ。

 市内の商店の女性経営者らでつくる「松本おかみさん会」では、今年初めて「市内に1000体の松本七夕人形を飾る」取り組みを行った。会員や同会が主催するワークショップの参加者が七夕人形を作成し、市美術館やまつもと市民芸術館などの公共施設や観光情報センター、JR松本駅、村井駅などに展示する。

 七夕人形を製作する市内4店舗は昨年11月に「まつもと七夕会」を発足。七夕人形を見たり買ったりする場所をまとめた地図「まつもとの七夕人形 知る・見る・買う」を製作し、今月から配布している。「七夕人形を町で目にする機会が増え、『あれは何?』『どこで買えるの?』という声も聞くようになったので、分かりやすく地図にした」と、事務局を務める村山人形店の村山謙介さん。「現在、把握している範囲の情報を盛り込んだ。来年は『体験する』などの情報も入れて、今後も充実させていきたい」と話す。

 地図は公共施設や観光案内所、七夕人形取扱店などで無料配布中。お問い合わせは事務局(村山人形店、TEL 0263-32-1770)まで。七夕人形の展示は今月7日~8月中旬ごろまで(場所によって異なる)。

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