松本市は4月3日、ソメイヨシノの開花を発表した。
朝8時、松本城管理事務所が設定した松本城外堀北側にある「観測木」で開花を確認、同事務所所長の土屋彰司さんが開花宣言をした。昨年より13日早く、同事務所が独自観測を始めた2008年以降では最も早い開花となる。
「今年の冬は松本では珍しいほど雪が降ったが、3月に入り、平年より暖かい日もあり、一時は3月末に開花するかも…という様子だった」と土屋さん。一昨日は1輪しか確認できなかったが、昨日は10輪ほどが開き、日本気象協会が発表した開花予想日と同日の開花宣言となった。
本丸庭園内のシダレサクラやヤエザクラ、ヒガンザクラは見頃を迎えている。「例年、観測木が開花すると周りも一斉に咲き出す。天候にもよるが、ソメイヨシノの満開は5日~1週間後くらい」(土屋さん)。
恒例の「夜桜会」は4月6日~13日の8日間開催。本丸庭園の無料開放は17時30分から21時まで。雅楽や三曲、フルートの演奏や花見団子・豚汁などの販売、茶席などを行う。お堀の桜並木と女鳥羽川の桜並木のライトアップは、5日~14日の18時30分~21時(金曜・土曜は22時まで)。