松本・中町に1月10日、和食店「彩食美酒 ふじ美蔵(びくら)」(松本市中央3、TEL 0263-87-7232)がオープンした。
店舗面積は約30坪、席数はテーブル、カウンター、小上がり、座敷合わせて40席。昼はそば、夜は土鍋ご飯をメーンに、一品物とお酒を楽しめるようにする。「場所柄、観光客も視野に入れた店づくりをしている」と店主の岡田富士男さん。
県産のそば粉を使用したそばは、「ざる」(850円)、「天せいろ」(1,250円)、「素ぶっかけそば」「かけそば」(以上750円)など。旬を楽しめる季節替わりのそばも用意し、冬は「とうじそば」(1,500円、注文は2人前から)を提供する。
夜は、「手作りつくね」「出し巻き卵」(以上420円)など一品物や、「馬刺3点盛り(霜降り、赤身、たてがみ)」(1,500円)や「信州サーモンの刺身」(730円)、「山賊焼き」(700円)、「蜂の子」(630円)など、郷土料理も用意する。千曲市・姨捨(おばすて)の棚田米と中町の井戸水を使い、土鍋で炊くご飯は、「白米炊き」(700円)のほか、「信州サーモンご飯(イクラ付き)」(1,050円)や「旬の炊き込みご飯」(840円~)も。アルコールも各種取りそろえ、現在は期間限定で「日本酒飲み比べ」(3種類、840円)や「日本酒飲み放題」(2時間、840円)を用意する。
市内の飲食店に勤めていた岡田さんは、「昼はそば、夜はじっくりお酒が飲める店を持ちたい」と独立。妻の富美代さんと2人で店を切り盛りする。店名は2人の名前と、蔵の町・中町から付けた。「旬の魚や野菜、馬肉、イノシシ肉など、その時々のおいしい食材を楽しんでもらえれば」と岡田さん。「観光客だけではなく、地元の方からも愛される店づくりをしていきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~22時。月曜定休。