松本山雅F.C.が1月19日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)でシーズン新体制発表会を開き、今季のスローガンや新ユニホームを披露し、反町康治監督やコーチ陣と全32選手が意気込みを語った。
バルコニー席には断幕が張り巡らされ、1500人のサポーターが会場を埋めた。会場に入りきれないサポーターも多いことから、今年は初めてユーストリームを使った生中継も行った。大月弘士社長は「2年目は真価を問われるシーズンになる」とあいさつ。その後、スローガンの発表では、マスコットのガンズくんが登場。「One Soul~山雅スタイルへの挑戦~」と書かれたパネルを掲げると、サポーターからは「One soul」コールが上がった。
選手は一人ずつ客席横から入場。サポーターからのコールの中、握手やタッチをしながらステージへ上がった。反町監督は「厳しいシーズンになるが、やりがいがある。一緒に頑張りましょう」とあいさつ。選手代表として飯田真樹選手が「皆さんの声援が心強い。今年も僕たちと一緒に頑張ってください」と呼び掛けた。
続いて各選手の自己紹介とあいさつでは、昨年エルシオコーチの物まねを披露した喜山康平選手が「ひじの角度が特徴的な」塩沢勝吾選手、玉林睦実選手が反町監督の物まねを披露。楠瀬章仁選手は「元気があればJ1に上がれる、いくぞ、1、2、3、山雅!」コールで盛り上げた。
新加入選手は移籍組6人、大卒5人、高卒5人の計16人。地元・創造学園高校卒の宮下周歩選手は「1日でも早く試合に出られるように頑張りたい」、静岡学園高校卒の木部未嵐選手は「雪と寒さにびっくりしているが、試合では皆さんがびっくりするようなプレーをしたい」と、サポーターの熱気に驚きながらも今季の抱負を語った。
質疑応答で「山雅でかなえたい夢は?」と問われた反町監督は、「愛されるチームになるように日々、努力したい」と答え、今季掲げるサッカーについては「山雅のスタイルを確立したい。いいサッカーをして高い順位を目指したい」と話した。
チームはこの後、静岡、鹿児島でキャンプを行い、3月3日に開幕戦を迎える。