松本市は2013年1月1日~3日の正月三が日、国宝松本城の本丸庭園を無料開放する。
入場できるのは天守閣を除く本丸庭園で、通常大人600円、小中学生300円の観覧料が無料になる。例年、新年は3日に開門式を行っていたが、松本城を中心とした街のにぎわい創出を狙い、元日から無料開放することにした。2001年の「ミレニアム記念」を除けば、三が日の開放は初めてだという。「初詣に出掛ける市民の皆さんや、年末年始に帰省する人、松本周辺で宿泊する観光客など『お正月にお城を見たい』という声も多かった」と同事務所所長の土屋彰司さん。2日間は、先着100人に期日入り記念朱印符の配布、アルプちゃんや甲冑(かっちゅう)武者との記念撮影も行う。
これまでもイベントに合わせて無料開放を行ってきたが、今年6月から市民を対象に通年開放を開始。3カ月間の試行期間を経て、現在、来年3月末まで市民対象の無料開放が決まっている。正月三が日の開放も、この流れを受けての実施となった。
恒例の「新春開門式」は例年通り3日に開催。紅白餅・檜ぐいのみ(松本城藩主家紋入り)の無料配布や羽根つき・コマ回し大会や昔懐かしいたこ、羽子板などが数多く当たるお楽しみ抽選会などを行う。
開放時間は9時~15時。