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松本城・本丸庭園を市民に無料開放-城への愛着、市街地活性化狙う

気軽に撮影に応じてくれる「おもてなし隊」

気軽に撮影に応じてくれる「おもてなし隊」

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 松本市は6月1日から、国宝松本城の本丸庭園を市民に無料開放する。

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 入場できるのは天守閣を除く本丸庭園で、通常大人600円、小中学生300円の観覧料が無料になる。無料入園には、市民であることが確認できるもの(運転免許証、障害者手帳、健康保険証、行政サービスで発行している福祉100円バスのパス券や図書館カードなど)の掲示が必要。

 これまで夜桜会や薪能、そば祭りの際など、イベントに合わせて無料開放を行ってきたが、市民を対象にした通年開放は初めて。3カ月間を試行期間とし、その後、本格実施を行うかどうかを検討する。「地元の人は近くまで来ても、有料だと中には入らないという人も多い。もっと城に親しんでほしい」と松本城管理事務所担当者。気軽に足を運んでもらうことで、城への愛着を深め、中心市街地のにぎわい創出にもつなげる狙い。

 昨年度からスタートした、甲冑(かっちゅう)武者が撮影などに応じる「おもてなし隊」も好評。1日2回登場し、活動している。「特に外国人観光客に評判がいい」と同担当者。「地元だと松本城は『当たり前』の風景かもしれないが、外から来た人は本当に感動してくれる。城の良さを市民の皆さんにも感じてもらいたい」とも。

 無料開放は8月31日まで。「おもてなし隊」の活動は10時~11時、14時~15時ごろ。

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