今年で21回目となる「サイトウ・キネン・フェスティバル・松本(SKF)」が8月4日に開幕する。
今年は11プログラム・18公演を行う。初日の4日から7日までは、昨年に続いてまつもと市民芸術館との共同制作となる舞台「兵士の物語」を上演。俳優・石丸幹二さんが語り手を、演出家・振り付け家・ダンサーとしても活躍するマリオン・レヴィさんがプリンセス役を演じる。悪魔役は昨年同様、串田和美さん。兵士役は同館を拠点に活動する若手演劇集団「TCアルプ」の内藤栄一さんが務める。
オーケストラコンサート(23日・25日、キッセイ文化ホール)の指揮は、現在療養中の指揮者・小澤征爾さんの強い希望で軽井沢大賀ホールの芸術監督に就任したダニエル・ハーディングさん。オペラ公演「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(19日・26日・29日、まつもと市民芸術館)は、一昨年のオーケストラコンサートで指揮をした山田和樹さんがタクトを執り、公募した約100人の混声合唱団と児童合唱団が入る。
関連事業として、松本城での歓迎演奏会「お城deハーモニー」(18日)、スクリーンコンサート(23日、松本城公園・蔵シック館・ピカデリーホールなど)、吹奏楽パレード・合同演奏会(26日)なども予定する。20周年記念スペシャル・コンサート(9月7日・9日、キッセイ文化ホール)も開催。指揮にドヴィック・モルローさん、十束尚宏さん、ピアノにピーター・ゼルキンさんを迎え、サイトウ・キネン・オーケストラ、SKF松本合唱団、SKF松本児童合唱団と共にベートーヴェンの合唱幻想曲などを演奏する。
現在、17日に一般公開が行われるオペラ公演のリハーサルの観覧希望者を募集している。希望者は往復はがきの往信面の裏に住所・氏名・年齢・電話番号、返信面の表に住所・氏名を明記してSKF実行委員会(〒390-0311 松本市水汲69-2 キッセイ文化ホール内)に送る。応募は1人1枚。締め切りは8月7日。