松本・大手に1月25日、「居酒屋麺処 一丁」(松本市大手2、TEL 0263-33-0004)がオープンした。
席数はカウンターと小上がりで15席。店主の赤羽愛子さん(62)は約30年にわたり、場所や形態を変えながら飲食店を営んでいる。「当初は、はやっていた『ラーメン喫茶』をやっていた。浅間温泉の芸者さんがお客さんを連れて来てくれていた」と振り返る。
麺類や定食などの食事メニューをメーンに提供する。鶏ガラスープがベースになる麺類は「しょうゆラーメン」(600円)や「塩ラーメン」(750円)など10種類。麺は、しょうゆは細ちぢれ麺、みそは中太麺、塩は平打ち麺と、メニューによって使い分ける。30年作り続けているという「ピリピリメン」(950円)はみそと唐辛子ペーストをブレンド。タマネギやピーマンなど5種類の炒め野菜が載り、通常の麺メニューの1.5倍の丼で提供する。自家製の小鉢や漬物が付く定食は「塩サバ焼き定食」や「野菜炒め定食」(以上680円)など。日替わりも用意する。ご飯のおかわりは無料。
居酒屋メニューは「牛スジ」や「とん足」(以上500円)、「空揚げ」(600円)など。「焼き鳥」(2本300円~350円)は、ササミ、ナンコツ、砂肝、つくね、若鶏を用意する。「山賊焼き」(800円)は1枚400グラムで、ボリュームが自慢の一品。「とんかつ」(700円)も1枚280グラムと大きめサイズで、定食としても提供する。
長年営んできた中で得たさまざまなこだわりを、メニューに反映しているという。「例えば、ラーメンに載せる野菜は、ゆでると青臭さが残るので炒めたものにしている。シャキシャキの歯応えもいい」と話す。
「安くてボリュームがあるので、満足してもらえると思う。日常的に使ってもらえる店にしたい」と赤羽さん。「日替わりで出している丼ものも、いずれは定番メニューとして提供したい。新メニューも考えていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~23時。