1500本の竹灯籠にともされた明かりを楽しむイベント「安曇野神竹灯(かみあかり)」が1月27日~29日、「鐘の鳴る丘集会所広場」(安曇野市穂高有明)で開催される。主催は「安曇野で暮らすように泊る(通称『くらとま』)実行委員会」。
同イベントは昨年12月13日、同市の穂高神社で行われた「安曇野の神竹灯」の関連イベント。同神社に祭られる「穂高見神」と、大分県竹田市の祖母山に祭られる「豊玉姫」が弟姉の関係であることから、姉から弟への「贈り物」として、現地から譲り受けた竹灯籠を使用した。「当日は穂高神社が幻想的な明かりに包まれた。来場者からも『きれい』『温かみがあっていい』という声を頂き、とても好評だった」と、後援する同市商工会穂高支所の岡嶋豊さんは話す。
今回も同じ竹灯籠を使用。場所は穂高温泉郷の近くに移して開催する。「多くの方に見てもらいたくて、前回より規模を大きくした。宿泊者も地元の人も参加しやすい場所を選んだ。会場が斜面になっているので、竹灯籠を並べると素晴らしい風景になる」。期間中、点火参加(参加費200円)もできる。周辺の宿泊施設では、点灯参加を含んだプランを設定してイベントを盛り上げる。
同実行委員会は、穂高温泉郷エリアとその周辺の活性化を図るために昨年結成。「安曇野で暮らすように泊まる」をコンセプトに、連携して安曇野地域の産業の発展や地域経済の振興に寄与することを目的としている。「冬の安曇野の新名所として、今後も定期的に開催していきたい」とも。
開催時間は17時~20時ごろまで(点灯参加希望者は17時に現地で申し込み)。入場無料。雨天・降雪の場合は中止。問い合わせは安曇野市商工会穂高支所(TEL 0263-82-5820)まで。