松本の雑貨店「tonico(トニコ)」(松本市中央2、TEL 0263-34-6621)で現在、「トニコのだるま市5」が開催されている。
だるまをモチーフにした作品を展示する同展は今年で5回目。出展は、金井三和さん、阿久津真希さん、田中一光さん、福田利之さん、田路恭子さん、木村彩子さん、柳澤友子さん、つるたにひろみさん、ふじたみちこさん、シゲタアケミさん、ようさん工房、すみれ洋裁店、mouve、tistout、Onigirin、noix、ChezMomoの17組。
mauveは真ちゅうで、1センチほどのだるまを制作。だるまは、大きな鼻と厚い唇でコミカルな顔つき。頭に花や王冠を飾っていたり、鼻から花が出ていたりとユニークな表情のだるまが並ぶ。Onigirinはバラの花を入れたストラップ「香りだるま」を出品。赤色のフェルトで作った2センチほどのだるまは、リボンやネックレスを付けて「おしゃれ」をしているデザイン。香りがなくなったら、好きな香水を付けて使うこともできる。
今回初参加のChezMomoは、縄手通り東でカフェ「Momo cafe」を営む蒔田知之さんが作るオリジナルコンフィチュール(ジャム)ブランド。同展では、リンゴとユズを煮込んだ「ダルマジャム」を販売する。シナモンパウダーがセットになっており、好みで加えて味の変化を楽しむことができる。「『シナモンを加える』ということを、だるまに目を入れる感覚と重ねたみたい」と同店オーナーの山田綾さん。
初日の3日から多くの来客があったという。「『だるま市』目的で来てくれているような気がする。5回目なので、恒例イベントとして浸透してきたのかも」と山田さん。「普段なじみのある作家さんでも、いつもの作風と違うものを作っているので面白い。ぜひご覧いただければ」とも
作品は販売も行う。オブジェ=300円~、香りだるま=390円、ダルマジャム=500円など。営業時間は正午から日没まで。会期中は火曜・水曜休業。入場無料。1月23日まで。