
瑞獣とは、めでたいことの兆しとして現れるとされる特別な動物を指します。北斎は、植物や動物、建築、風景など、現実にある身近なものを写実的に写し取ることに力を入れた人物ですが、鳳凰や龍など、伝説や想像上の世界を描くという力にも長けた人物でした。この展覧会では、北斎が描く壮大な龍、鳳凰の世界をお楽しみいただけます。
また、展覧会期間中は、特別展示として、伝統工芸職人が手がける「龍」・「鳳凰」をモチーフにした伝統工芸の技が光るアート作品もご紹介します。展覧会開催期間中はミュージアムグッズ愛好家として知られる、大澤夏美氏によるミュージアムグッズワークショップも開催予定です。
北斎を魅了した天舞う瑞獣 ~龍・鳳凰~
【会期】2026年1月24日(土)- 3月29日(日)
【開催時間】午前9時から午後5時まで(ご入館受付は閉館30分前まで)
【会場】北斎館(長野県上高井郡小布施町大字小布施485)
【入館料】大人1,200円 高校生・大学生500円 小中学生300円
【休館日】会期中無休
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葛飾北斎「富?越?」(北斎館所蔵)
北斎最晩年期の傑作
肉筆掛軸「富士越龍」聳える霊峰富士を超え、天高く舞い上がる1匹の龍。大注目の北斎最晩年期の傑作を公開します。

『北斎漫画』より さまざまな?の姿(北斎館所蔵)
さまざまな龍の姿「龍」といってもその種類や姿は様々です。北斎は、代表作である『北斎漫画』や『冨嶽百景』の中に、「応龍」や「雨龍」など小さなものから大きなものまでさまざまの龍を描いています。北斎の知識と想像力もうかがうことができる作品の数々をご覧いただけます。

『北斎漫画』より ヤマタノオロチなど(北斎館所蔵)
物語に登場する龍の姿を描く北斎は伝説や物語、神話の世界を描くことにも力を入れました。本図はそのうちの一つで、中央上部には、ヤマタノオロチ伝説に登場する一コマも描かれています。巨大な龍で描かれたヤマタノオロチとそれに立ち向かうスサノオ、両者の間には8つの巨大な盃に入った「八塩折の酒」が並べられており、物語のクライマックスを想像させます。北斎の日本の古事古典への関心の深さも読み取れます。

『北越奇談』より ?巻に遭遇する作者崑崙(北斎館所蔵)
龍との対峙、対決!江戸時代の人々が体験した話や、伝承、逸話などをもとにした作品もご紹介します。本図は、新潟の橘崑崙による随筆集をもとにした作品『北越奇談』で、北斎が挿絵を手がけたものです。海上で竜巻に遭遇した崑崙が、雲間から除く竜巻の主と対峙する場面。臨場感あふれる構図と雲や波の迫力のある描写に注目です。

「岩松院天井絵鳳凰図下絵」(岩松院所蔵)
肉筆画掛軸 岩松院所蔵
「岩松院天井絵下絵」北斎と小布施をつなぐ資料も本展覧会でご紹
介。本図もそのうちの一つで、岩松院の天井
絵のために北斎が描いた肉筆の下絵です。
晩年の北斎を知る上で貴重な資料となってい
ます。

『絵本彩?通』より 「?鳳」(北斎館所蔵)
「白鳳」こちらは北斎による絵手本『絵本彩色通』の
中の一図。
本作は絵を志す人のために作られた、いわば
「絵の教科書」です。
本展では北斎が伝授する鳳凰の描き方や、さ
まざまな種類の「 瑞獣」もご紹介します。
北斎に挑む! 北斎×伝統工芸作家 第2弾
今大注目の伝統工芸作家・職人たちが本展覧会のために、北斎作品をモチーフにした特別作品を制作。
北斎の晩年の傑作である東町祭屋台天井絵「龍」・「鳳凰」をもとにした、伝統工芸の技が光るアート作品を特別に展示します。
漆芸職人 島本恵未(京都)、和更紗 中野史朗(輪島・金沢)、京焼き職人 ノハラミエ(京都)
※展示された作品は、購入することが可能です。
工芸作家によるトークシショーの開催
日 時:2026年1月31日(土)14:00~
場 所:北斎館展覧会場内
参加費:入館券をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます
※詳しくは北斎館へお問い合わせください。

北斎館 50周年記念ロゴ
北斎館 公式サイト
https://hokusai-kan.com/
北斎館 50周年記念特設サイト
https://50th.hokusai-kan.com/
お問い合わせ先
一般財団法人 北斎館 TEL.026-247-5206