
“南信で生きる”を、支える会社、KAFUNE GROUP(代表:小林 孝至、所在地:長野県飯田市)は、和紙のぬくもりに触れながら「つくる・伝える・つながる」を実現する、有限会社高鳥紙業と行う共同プロジェクト「つなぐプロジェクト」を開始することをお知らせいたします 。文化と福祉、教育を横断する本プロジェクトは、初期フェーズとして南信州の高齢者施設と保育園で合計80名の参加を予定しており、和紙の体験キットを通じて、世代と地域の関係性を育む時間を提供します。
和紙には、手仕事の技や美意識、自然と共に生きる知恵が宿っています。しかし、職人の減少、原材料費の高騰、需要減により、産地の存続が危ぶまれています。また、現代社会では、デジタル化や単身・核家族化により、世代間や地域でのつながりが希薄化していることが課題となっています。
私たちは、この2つの課題を同時に解決するため、手しごとを通じて関係性の再接続を試みる「つなぐプロジェクト」を立ち上げました。和紙に触れることで、高齢者は懐かしい記憶を呼び起こし、子どもたちは新しい発見に目を輝かせます。この温かな循環を可視化し、和紙という文化を未来へ手渡すことを目指します。
■プロジェクトの概要と活動内容
本プロジェクトは、和紙キットを使った制作体験を、高齢者施設や保育・教育現場、地域コミュニティなどで展開します。
【3つの柱】
つくる: 指先を使う手しごとを通じて、高齢者の回想や子どもの創造性を促し、思い出や表現を形にします。
伝える: 体験とストーリーを通じて、和紙文化の魅力と産地の知恵を次世代に伝えます。
つながる: 作品や物語を介して、世代・地域・企業・自治体が共鳴し、共創する場を形成します。
初期段階では、有限会社高鳥紙業の灯篭や小箱などのキットを、KAFUNE GROUPの高齢者施設と保育園に提供し、体験を実施します。この体験で得られた参加者の声や作品は、SNSや広報活動を通じて発信し、共感の輪を広げていきます。
■今後の展望
今回の実証を皮切りに、今後は、参加者数や作品点数などのデータを蓄積し、企業のCSR活動や自治体との連携も視野に入れた活動の拡大を目指します。和紙キットの商品化や、イベントでのワークショップ開催など、持続可能な運営モデルを構築し、南信州の魅力を世界に発信するとともに、地域プラットフォームの強化に取り組んでまいります。
■KAFUNE GROUP会社概要
KAFUNE GROUPは、長野県飯田市・南信州を基点に介護・医療・小売・保育の4領域を束ね、地域のくらしをまるごと支えるプラットフォームの構築を目指しています。〔有限会社かふね/有限会社メガテン/社会福祉法人一陽会/くまがいクリニック〕がグループ化し、在宅・施設介護と地域医療、日常の流通・配送、保育を横断連携。移動・買い物・健康・子育てといった生活課題をワンストップで解決し、「困ったときに最初に頼れる存在」をめざします。高齢者から子どもまで、多世代がつながり合う地域の実現へ。私たちはストーリーと実装の両輪で、南信の“安心と誇り”を育てていきます。
【会社概要】
法人名:KAFUNE GROUP
代表者:小林 孝至
所在地:〒395-0152 長野県飯田市北方2456-3
設立:平成2年4月6日
URL:https://kafune.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
KAFUNE GROUP 広報部
MAIL: kafune.gr@gmail.com