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安曇野・松本が舞台のNHK朝の連ドラ「おひさま」、放送開始迫り盛り上がり

松本市内を彩る「おひさま」をアピールするのぼり旗

松本市内を彩る「おひさま」をアピールするのぼり旗

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 安曇野・松本を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」の放送が4月4日から始まる。

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 同ドラマは安曇野と松本を舞台に、戦争をはさんで日本人が生き抜いてきた昭和という激動の時代に人々をお日さまのような明るい笑顔で照らし続けた女性の一代記。ヒロイン・須藤陽子は女優の井上真央さんが演じる。

 ロケは安曇野や松本市内でも行われた。昨年10月14日から25日まで行われた安曇野市内を中心にした第一次ロケでは、陽子が女学校に登校するシーンなどを撮影。陽子の母・紘子役の原田知世さんと父・良一役の寺脇康文さんらも訪れた。安曇野市が募集したエキストラ125人も参加した。第二次ロケは昨年12月14日、松本城で行われた。井上さんのほか陽子の親友・筒井育子役の満島ひかりさんと相馬真知子役のマイコさん、陽子の兄・春樹役の田中圭さん、初恋の相手・川原功一役の金子ノブアキさんが参加し、5人で松本城に登るシーンなどを撮影した。3月11日に発生した東日本大震災の影響でスタジオ撮影に変更した県内ロケについては、いずれ再開したいという意向を示している。

 放送開始に伴い、各所は盛り上がりをみせている。松本市内では「おひさまの舞台 信州松本」と書かれたのぼり旗が沿道を飾る。オレンジ地の旗には、松本城のシルエットと同ドラマのタイトルロゴも描かれている。

 ドラマをイメージした関連商品を展開する店も多い。老舗和菓子店「開運堂」(本店=松本市中央2)では新商品「安曇野のおひさま」を販売。「お日さまの温かな光をイメージした」という信州みそと白ゴマを使った優しい風味の「焼きまんじゅう」(1個126円)と、しっとりした生地にアンズとちりばめたナッツの食感を楽しめる「カップケーキ」(焼きまんじゅうと各4個入りセット1,207円)の2種類。パッケージは、ドラマに出演する串田和美さん(まつもと市民芸術館館長兼芸術監督)が手掛けた。「以前、串田さんが描いた絵を見たときにほのぼのとしてとてもいいなと思い依頼した」と常務の渡邉恭子さん。

 当初、3月28日の放送開始を予定していたが、11日に発生した東日本大震災の影響で4月4日に変更された。チーフプロデューサーの小松昌代さんは「視聴者に希望や笑顔を届けられれば」と話している。

 放送は4月4日~10月1日。全156話。

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