安曇野市の山ろく線沿いにある、直売所やレストハウスが集う「Vif穂高(びふほたか)」(安曇野市穂高有明)で3月26日・27日、アートやクラフト作品の展示販売イベント「アート一直線」が開催される。
同所の屋外広場で、アーティストごとにブースを設けて作品の展示や販売を行う同イベント。開催は初めてで、10月まで月1~2回のペースで開催していく予定。アーティストは1回のイベントにつき最多で16人が参加する。
同イベントは、市内でオートバイの販売などを行う「ジャンクバイクガレージ キックス」を営みながら、オートバイの廃パーツを使った作品を制作する造形作家・MATEO(本名=太田光亮)さんが企画。MATEOさんの店は同所と同じ山ろく線沿いにあり、長い間使われていなかった今回の開催場所を見て「何かできないか」と、通る度に考えていたという。「ギャラリーだと興味のある人しか足を運んでくれない。ここに野菜を買いに来た人や食事をしに来た人に、気軽に見てもらえるアートイベントを開きたかった」とMATEOさん。「フリーマーケットだと、継続的に参加している人目当てに来るお客さんがいると聞いた。そんなイベントになればと思い定期的に開くことにした」。
現在、参加アーティストを募集している。参加条件は10時~15時の間は必ず会場に常駐することのみで、表現ジャンルは問わない。参加費は1日につき500円で、いずれか1日だけの参加でも可能。1人につき幅2.7メートル、奥行き3メートルのブースを提供する。運営を手伝うボランティアスタッフも募集する。「『ものづくりはできないけど、自分も何かしたい』と言ってくれた人がいて、とてもうれしかった。そういう方も大歓迎」。
「アーティストにとっては『夢への場所』に、お客さんにとっては『すてきな出会いがある場所』にしていきたい」とMATEOさん。「継続していける楽しいイベントになれば。少しでも地元の方に知ってもらえたらうれしい」とも。
開催時間は10時~15時(雨天中止)。入場無料。問い合わせは太田さん(TEL 0263-83-6057)まで。