国宝松本城や中心市街地を歩行者天国にして行われる「第53回 まつもと市民祭 松本まつり」が11月3日に開催される。

　松本駅前の「蕎麦居酒屋 蔵のむこう」と「和ダイニング 庵寿」では、県内にある15の蔵元の日本酒を味わえる利き酒イベント「城下町酒楽まつり」（前売り券＝1,000円、当日券＝1,500円）を開催する。両店に各蔵のブースを設置、来場者はおちょこを手に各ブースを回り、お酒と蔵の人の話を楽しめる。昨年に続き2回目で、今年は開催場所や参加酒蔵を増やした。「昨年とても好評だったので増やした。酒造りの話を聞きながら地酒を多くの人たちに味わってもらい、信州の地酒をもっと身近に感じてもらえたら」と市内で酒販店・山屋酒店を営む実行委員の細野公男さん。

　本町商店街では歩行者天国にして、各店のワゴンセールや松本蟻ヶ崎高等学校の書道部による「書道ガールズパフォーマンス」、綱渡りとトランポリンをミックスしたようなスポーツ「スラックライン」のデモンストレーションと体験会などを行う。市内に工房を構える「アトリエm4」によるワークショップ「my箸つくり」（参加費1,000円）では、自分サイズのはしを作ることができる。県内産のカラマツ間伐材で作ったはしを、菓子店「開運堂」で製菓の過程で除去される部分のクルミの粉から出るオイルで磨いて仕上げる。出来上がったはしは「村山人形店」が提供する松本七夕人形製作時の端切れ和紙に包んで持ち帰ることができる。先着40人には松本山雅F.C.の観戦チケットのプレゼントも。

　当日は中心市街地の店舗や商店街でさまざまなイベントを企画。先日決定した2011年「ミス松本」のお披露目パレードも行われる。松本城では「菊花展」や「人形飾り物展」も見ることができる。「1日を通していろいろ楽しめると思う。ぜひ足を運んでほしい」と村山人形店の村山謙介さんは話す。

　歩行者天国は9時50分～16時。開催時間は、ミス松本お披露目パレード＝10時5分～15時、城下町酒楽まつり＝11時30分～15時（受付終了）。城下町酒楽まつりのチケットは開催店舗や参加酒元などで販売する（要事前問い合わせ）。