地域ブログ「ナガブロ」オリジナル純米酒が完成-ブロガーが企画

「ナガブロ酒ふるまい祭り」。会場の様子はユーストリームで配信した

「ナガブロ酒ふるまい祭り」。会場の様子はユーストリームで配信した

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 長野県の地域ブログ「ナガブロ」のオリジナル純米酒「ナガブロ酒」が完成、同酒が飲み放題となるイベント「ナガブロ酒ふるまい祭り」が5月14日、松本のイタリアンレストラン「エスタジ」(松本市中央2)で行われた。

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 「ナガブロ」のオリジナル企画商品は、2008年の「ナガブロ弁当」に続き2回目。昨年6月ごろに、「ナガブロ」でブログを書いているブロガーが「ナガブロビールがあったら面白いね」と言い出したことが発端となり企画がスタート。ブログで参加者を呼びかけ、松本市と長野市でミーティングを重ねた。「オリジナルのビールは難しいが、日本酒ならできるかもしれない」と、まずは日本酒でオリジナルを作ることに。日本酒ができる工程を見るために、昨年12月に笑亀酒造(塩尻市)が行ったイベントに参加し酒蔵を見学。その後、同社の「清酒オーダーメイド」サービスを利用し、仕込みや搾りにブロガーも参加しながら、力強いイメージの辛口「男酒」とまろやかでフルーティーな「女酒」の2つが完成した。

 ミーティングでは、ラベルや販売方法、プロモーション活動についても話し合われた。ラベルはQRコードを使って「酒」という文字を形づくり、スポンサー広告枠として活用。インターネットのコミュニティーを意識させる斬新なデザインに仕上げた。ブログやツイッター、ユーストリームを使ったミーティングの実況など、インターネットを使ったプロモーションや、先月松本で行われた酒の飲み歩きイベント「信州松本2010おらが酒呑み歩き」に参加するなどして積極的にPR活動を行った。

 イベント当日は80人ほどが参加。「男酒」「女酒」が振る舞われ、2つのコップを手に飲み比べながら「味が全然違う」「これだといくらでも飲めそう」となどと話す参加者の姿が見られた。スクリーンには「ナガブロ酒ができあがるまで」をまとめた映像が流れ、イベントの様子はユーストリームを使い生中継された。

 「決して1人では作れないもの。いろいろな人が意見を出して、いろいろな人が動いてくれた」と「ナガブロ」を運営するウェブエイト(神田1)代表の草間淳哉さん。「お酒を飲むときもいろいろな人がいて、いろいろな話ができて、とても楽しい。それと同じようにお酒づくりも進めることができた」と振り返る。

 720ミリリットル入りで、価格は各2,000円。販売は5月末ごろからを予定。ホームページで予約を受け付けている。6月12日には長野市の「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」でも同様のイベントを予定する。

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