松本に県内初のカーシェアリング-マンション管理会社が導入

カーシェアサービスに利用されるマツダのベリーサ。

カーシェアサービスに利用されるマツダのベリーサ。

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 アパート・マンション管理を手がける「in the LIFE」(松本市渚1)は11月1日から、1台の車を複数で共有するカーシェアリングを導入した。

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 カーシェアリングの導入は県内では初めて。自動車売買を手がける「ガリバーインターナショナル」(本社=東京都千代田区)が4月から始めた「カーシェアメイト」のサービスを、同社が管理するマンションの駐車場に設置した。

 「この周辺はアパートやマンションの多い場所。入居者の利便性と建物の付加価値として、また地域への貢献も考えて、周辺の人も気軽に利用できるように導入した」と川上大明社長。周辺は駅からも近いこともあり、「駐車場代も高く、町内で470世帯ある中で車を持っていない人も多い」と話す。

 利用者はガリバーのサービスである「カーシェアメイト」への入会が必要。入会時に発行されるICカードを使って車を利用する。登録手数料とカード発行手数料、月額料金のほか、利用時間と距離に応じた費用が必要でガソリン代は料金に含まれる。平日昼の利用が多い法人と、学生は月額料金を無料にした。「アパートの入居者には学生も多いので。ガリバーと交渉した」。

 車両はマツダの「ベリーサ」を導入。整備と給油はガリバーのスタッフにより定期的に行われている。松本ではまだ1カ所だが、入会者は千葉県の同サービスも利用できる。「松本ではまだ『カーシェア』になじみがないかもしれないが、エコと付随して、浸透してくると思う」と川上さん。「今後はほかの物件にも設置したい。まずは気軽に利用してみてほしい」とも。

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