松本城公園(松本市丸の内)で10月10日~12日、「第6回 信州松本そば祭り」が行われ、全国から24のそば店ブースと、地元物産を扱う62のブースが出店し、多くの来場客でにぎわった。
そば店の集まる「全国そば祭りゾーン」では、松本市内のそば店や山形村の唐沢そば集落、奈川・野麦峠、木曽・開田高原などからの地元のそばブースが並ぶ。県外からは、江戸時代に大名が国替えの際に、信州からそば職人を連れて行ったことから広まったと言われる、兵庫県豊岡市の「出石そば」や、福島県の「高遠そば」などの信州ゆかりのそばも。ほかにも北海道や岐阜、愛知、福井など全国各地のそばが集まった。北海道から初出店の「竜・りゅう亭」では、8時間煮込んだ北海道名物の「にしん」を乗せた「ジャンボにしんそば」を提供。多くのブースでも初日の午前中から打ち立てのそばを求める人の長い行列ができていた。
会場にはそばのほか、「信州スローフード・スローライフ物産展」としておやきや山賊焼き、そばクレープ、地元レストランの自慢の品などや、そば粉を使った食品などを販売するブース62店が並び、多くの来場者が地元の味を楽しんだ。
「そば祭りも6回目を迎え、そばを含め、信州松本を発信する場になってきた」と話すのはそば祭り事務局長の吉田誠さん。「新そばの季節はこれから。そば祭り以降も市内のそば店などでスタンプラリーを行っているので、ぜひ味わってみて」とも。