人口減少によって生じるさまざまな課題の解決について考える「私のアクション!未来のNAGANO創造県民会議」が3月24日、信毎メディアガーデン(松本市中央2)で行われた。
「私のアクション!未来のNAGANO創造県民会議」は、県が人口減少対策に取り組むため2024年12月に設立したプラットフォーム。人口減少下にあっても活力を維持・向上させるため、行政、産業界、地域が問題意識を共有し、行動変容を促す。2025年度は県内10地域での「県民会議キャラバン」や、移住や男性育休などをテーマにしたオンライン勉強会を開催した。
2025年度のキャラバンの集大成と位置付けた同イベント。当日は県内各地から約70人が参加した。会場内には活動や取り組みについて紹介する13のブースを設置。参加者は気になるブースを回って、質問したり、語り合ったりして交流を深めた。後半は「語り・動き出す作戦会議」と題して、「交通」「情報発信」「関係人口」などのテーマで分科会を開催。阿部守一長野県知事もグループに加わり、ディスカッションを行った。
最後は、イベントを振り返って一人一人が「私のアクション!」を記入。「その場その場の意見交換や交流を大事にする」「長野県を若者が帰ってきたい県にするために、新しい魅力を作る」「1つでも多くの電車・バスの路線を維持するために、公共交通を積極的に利用する」など、次のアクションに向けた意気込みを語った。
阿部知事は「社会の基本設計をアップデートする時期にきていることをポジティブに受け止め、サービスを提供する側と受け取る側が一緒に考えることが必要」と話し、次のアクションとして「フラットな社会づくり」を掲げた。「起点となるのは県民一人一人。『こういうふうにしたい』というインプットをする場を重ねていきたい」と締めくくった。
今後は、「県民会議キャラバン」などでつながりをつくった各地域の人々を中心に、県内4地域で全体会を開催予定。現在、会員は団体・個人合わせて300以上おり、より広域でプレーヤー同士がつながることで、プロジェクトを増やしていくことを目指す。県企画振興部総合政策課の斉藤一真さんは「発信にも力を入れ、より多くの県民の皆さんに参加してもらえるようにしていきたい」と話す。