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松本で学生向けキャリアイベント「キャリテン」 現場を体験し理解深めて

「今後は他の企業とも連携を図り、継続して開催できれば」と北爪さん(右)

「今後は他の企業とも連携を図り、継続して開催できれば」と北爪さん(右)

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 学生向け複合型キャリアイベント「キャリテン~あなたが変わる、あなたも変える~」が2月15日、松本市のICT拠点施設「33GAKU(サザンガク)」(松本市大手3)で行われる。

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 建設業などの現場での労働「現業」を、体験を交えて学生に知ってもらい、キャリアについて考えてもらう場として初めて開催。主催する総合商社「ヤマサ」(笹賀)社長の北爪寛孝さんは「地方就職・中小企業・現業のイメージ転換を図りたい。まずは知ってもらうことが大事」と話す。

 当日は、「里山資本主義」などの著者で地域エコノミストの藻谷浩介さんが登壇。「マクロな視点で現状を知る」と題して、AIの進化や今後のキャリア観などについて講演する。

 その後は、現業作業を体感してもらうため、生コンクリートの流動性を測る検査を実演。実際に体験もできるようにする。「肉体労働=きつい、というイメージがあるかもしれないが、実際にやってみて判断してもらいたい」と北爪さん。最後はグループディスカッションの時間を設け、少人数で意見を交わす。

 同社では2024年、新卒採用に向けた取り組みを始めたが、なかなか思うように人が集まらなかったという。就職情報サイトに掲載しても、学生との接点は持てないと考え、昨年は人事・広報チームを新たに立ち上げて、学生がいる場所に出向いて直接アプローチを行ってきた。「待つのではなく、自分たちから行く、という方針に切り替えた」と北爪さん。その結果、2人の新卒採用が決まった。

 採用活動を振り返って感じたのは、「現実を伝える場」の必要性だったという。地元で学生と共に課題解決などに取り組む「KOKO」(大手5)や「松観堂」(新村)が展開するプロジェクト「カケルバ」と連携し、企画を進めてきた。「カケルバ」の手塚琉盛さんは「学生にとっては、流されるのではなく自分で決めることが大事。知っているのと知らないのとでは大きな差が出る」と話す。

 イベント名やコピー、グラフィックなども同社と学生が一緒に考えてきたという。同社業務監査の西村太一さんは「自分自身もローカルな中小企業を選んでここにいる。社会に必要とされている仕事とは何かを考えるきっかけにしてもらえれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は13時30分~16時30分。申し込みはウェブで受け付ける。

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