つけうどん専門店「安曇野うどん」(安曇野市穂高有明)が1日1組限定の宿泊施設「Villa(ヴィラ)安曇野」内に12月20日、オープンした。
庭を含め2000坪ほどある敷地内には、昭和の終わり頃に別荘として建てられた本棟造りの建物が5棟あり、宿泊施設のほか、サウナや温泉も備える。昨夏から宿泊事業を始め、1日1組限定で受け付けている。
同店はその中の1棟に設け、定員4~8人の部屋を4つと、2人がけのソファ席1つを用意する。ウエーティングルームから食事が提供される部屋までは長い廊下があり、窓から広い庭を眺めることもできる。各部屋には重厚感のある調度品や、それぞれ個性のあるテーブルや椅子が置かれ、中にはいろりを囲んで座れる部屋もある。
さまざまなつけ汁で楽しめるつけうどんは、丼とセットで提供する。「お好きなうどんと信州プレミアム牛和風ローストビーフ丼」(2,800円、1日5食限定)や、「季節のつけうどんと丼」「エスニック風つけうどんと丼」(以上2,200円)など定番6種類を用意。丼は「信州サーモン山かけ丼」「信州サーモンネギとろ丼」「牛すじ丼」の3種類から選ぶ。セットには、生ビール、ハイボール、自家焙煎(ばいせん)の麦茶のいずれかのウエルカムドリンクと、安曇野産の野菜を用いた先付けが付く。
うどんは、老舗の製麺所に特注でオーダーしたもの。各地のうどんを食べ歩いた料理長がほれ込んだ製麺所に依頼し、調理に使う水やだしを持ち込んで共同開発したという。同店支配人の荒井利広さんは「喉越しの良さと、しっかりとしたコシがある細麺。伝統と創意工夫を掛け合わせただしと一緒に味わってほしい」と話す。
長年、人手が入っていなかった同物件を昨年3月に購入し、宿泊施設として整備を進めてきた。宿泊者以外にも施設を利用してもらいたいと考え、和食の経験が豊富な料理長を迎えて、メニューを検討。「極めてきただしを、これまでとは別の形で味わってもらいたい」と、つけうどんをメインにすることに決めた。
昨年10月からSNSのフォロワー限定でプレオープン。「まずは店のことを知ってくれている、身近な人をお招きしたかった」と荒井さん。安曇野が「朝が好きになる街」をうたっていることもあり、今後は朝食としておかゆとのセットメニューも提供していきたいという。「観光客だけではなく、地元の人にも、特別な空間でゆっくりと過ごすひとときを楽しんでもらえれば」と呼びかける。
営業時間は11時~15時(土曜・日曜・祝日は7時から)。