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山形村の「アイシティ21」1階にフードホール 「サブウェイ」など10店舗

レストスペースとして約90席を設ける

レストスペースとして約90席を設ける

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 「井上アイシティ21」(山形村)の1階の食品売り場の一部が12月5日、リニューアルオープンした。

ホールの入り口付近にはインクルーシブアートを展示

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 約280坪のスペースをフードホール「TASTY iLAND」として改装し、10店が出店する。「サブウェイ」「サーティーワンアイスクリーム」といった全国チェーンのほか、「王滝」(すし)、「魚定」(魚総菜)、「牡丹園」(焼き肉)、「フルーツダイニングShun」(青果)、「九龍(きゅうりゅう)」(中華)、「まる山」(和洋菓子)といった地元で展開する店舗が新規オープン。「壱丁田」(精肉)と「果汁工房果琳(かりん)」(ジュース)の2店舗がリニューアルした。来年4月には「ケンタッキーフライドチキン」がオープンを予定する。

 ホール内にはレストスペースとして約90席を設け、飲食可能にした。「井上」(山形村)副社長の井上博文さんは「テイクアウトのニーズに応えるとともに、(敷地内にある)スーパーとの差別化を図った。フードホールという形にすることで、施設内に休憩できるスペースが少ないという課題の解消も目指した」と話す。

 同社は、松本駅近くで45年営業した百貨店「井上本店」を3月末に閉店。4月には、本店で扱っていたブランドをはじめ、今年に入って相次いで閉店した「イトーヨーカドー南松本店」「松本パルコ」からのテナントを迎え入れる形で、2階と3階をリニューアルした。同施設のリニューアルは2013(平成25)年以来で、今回はその第2弾と位置付ける。

 「百貨店に求められているものは何かを常に意識している」と井上さん。ホールの入り口付近には、障害や「生きづらさ」をテーマにした「対話アート」によるインクルーシブアートを展示。アートに触れる機会の創出や、インクルーシブ社会の実現への貢献も視野に入れる。今後はさらにホール内の店舗も増やす予定だという。「普段の暮らしにプラスアルファできる品ぞろえで、わくわくした気持ちになれるような買い物体験ができる場所にしていきたい」とも。

 営業時間は10時~19時。

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