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松本・繩手にもつ鍋居酒屋「かりまや」 1人前から対応、「鍋で気軽に一杯」

物件は10年ほど空いていたといい、「目立つように照明も工夫した」と刈間さん

物件は10年ほど空いていたといい、「目立つように照明も工夫した」と刈間さん

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 もつ鍋をメインにした居酒屋「かりまや」(松本市大手4)が松本・繩手通りのアルガビル2階に10月25日、オープンした。

しょうゆ味とみそ味の2種類ある「博多風和牛もつ鍋」

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 店舗面積は約8坪、席数はテーブルとカウンター合わせて15席。カウンターにはガス栓を備える。店主の刈間健二さんは「居抜きで物件を探す中、1人で切り盛りできる広さと、カウンターで『1人鍋』ができることが決め手になった」と話す。

 メインの「博多風和牛もつ鍋」は、あごだしを使い、しょうゆ味(1人前1,300円)とみそ味(同1,400円)の2種類を用意。しょうゆ味は九州のしょうゆ、みそ味は3種類をブレンドして味付けしている。魚の切り身をしょうゆや酒、ショウガ、ゴマなどを合わせたたれに漬け込む大分県の郷土料理「りゅうきゅう」は、サーモン(960円)、マグロ(930円)など。ほかに、「酢モツ」(500円)や「大人のポテトサラダ」(550円)もある。アルコールは、生ビールやハイボール、サワー、ホッピー、焼酎、日本酒を取りそろえる。

 刈間さんは1990年代後半から松本駅前で東南アジア料理を出す居酒屋を経営。「寒い時期のメインになるような鍋料理を提供したい」と、もつ鍋を始めた。当初は業務用を使っていたが、より適した食材を探したり、スープを自作したりと、オリジナルで作るようになっていったという。2016(平成28)年、駅前の店を閉めて和田でもつ鍋の店「壱匠」をオープン。2年ほど前から「また駅前でも店を構えたい」と考え、準備を進めてきた。

 「自分と同世代の人たちが1人で飲める店が少なくなっているように感じる」と刈間さん。壁にはレトロなポスターを飾り、BGMには昭和歌謡を流す。「50代以上の人も、ちょっと早い時間からふらっと気軽に立ち寄れるような店にしていければ」と意気込む。

 営業時間は15時~22時ごろ。休みはインスタグラムで知らせる。

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