夜空にランタンを浮かべるピクニックイベント「LOCAL NIGHT PICNIC（ローカルナイトピクニック） IN SHIOJIRI」が10月11日・12日、塩尻・平出遺跡（塩尻市宗賀）で行われる。

　和紙製のランタンを各日300個ほど用意。光源はLEDで、ヘリウムガスを用いて上昇させてとどまるようにする。希望者は購入して飛ばすことができる。

　会場では、YeYeさんや優河さんなど8組が出演するライブを開催。ほかに、フードやドリンク、雑貨販売や、モルックやスラックラインなどの体験ブースも出店する。

　3回目となる今年のテーマは「光」。8月には地元の公民館でワークショップを開き、夏休み中の小学生など約40人が、毛糸や木曽漆器を作る工程で出るこし紙を活用して会場装飾を作った。実行委員の西出裕貴さんは「イベントが地域資源を知るきっかけにもなっている」と話す。昨年から地元の中学校で授業を行うなど、地域との結び付きも生まれている。「イベントの根底にはインクルーシブデザインの考え方がある。回を重ねるにつれ、関わる人も幅広くなってきている」とも。

　地域の人がより参加しやすいようにと、チケットは「塩尻市民割」（1,500円引き）と「長野県民割」（1,000円引き）も用意する。実行委員の手塚琉盛さんは「周囲に芝生が広がる遺跡でランタンが上がる幻想的な空間。地元でこんな景色が見られるということを多くの人に体験してほしい」と呼びかける。

　開催時間は14時～20時。料金は、入場チケット＝4,000円、ランタン1個付き＝7,000円。小学生以下は入場無料。