
「ARARAT CAFE(アララトカフェ)」が安曇野の「スープカレー ハンジロー」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-0688)内に8月8日、オープンした。
金曜~日曜に間借りして営業。席数は20席で、テーブル、カウンターのほかテラス席も備える。運営する「ARARAT CREWS」(新潟市)社長・上野真路さんは「自然の中、川のせせらぎを感じながらゆっくり過ごしてほしい」と話す。
コーヒーは新潟の「鈴木コーヒー」の「雪室珈琲(コーヒー)」(550円)をはじめ、湧き水を使った水出しアイスコーヒーなど6種類。ほかに「マンゴーラッシー」や「ベリーラッシー」(以上660円)などのドリンクや、「プレミアムバウム&ジェラート」(720円)などもある。
フードは「スープカレー ハンジロー」のカレーをオリジナル調合で提供。「2種カレーのランチプレート」(1,980円)と、「とろけるチーズのキーマサンド」(1,480円)を用意する。
上野さんは安曇野市出身。2020年、起業家の養成に力を入れる開志専門職大学(新潟市)に1期生として入学。3年生の時に起業した。幼い頃、体が弱かったことから「食」を重視し、「就職することも考えたが、食とヘルスケアの企業をつくろうと決めた」と振り返る。昨年7月には「鈴木コーヒー」と業務提携してコーヒーに入れる「ヘルスケアオイル」を開発し販売。同時期、実店舗を構えたいと考え、物件を探し始めた。
「スープカレー ハンジロー」は昨夏、松本・あがたの森公園近くに移転。安曇野の店では、仕込みと週1回の営業を行うようになっていた。上野さんの姉が同店で働いていた縁もあり、間借り営業が実現。「安曇野の魅力がぎゅっと詰まったような場所でスタートできることが本当にうれしい」と上野さんは笑顔を見せる。
食とヘルスケアの可能性を見いだし、さまざまなサービスを展開していくことが目標。現在はスマホを使ったアンケートで客の満足度や要望を集め、分析しているという。「お客さまの声を聞いて、店のサービスの充実を図り、今後の商品やサービスの開発にも役立てていければ」と上野さん。社名は「ノアの箱舟」が漂着したとされる「アララト山」に由来する。「会社は船のようなもの。乗組員と一緒にゴールを目指したい」と意気込む。
営業時間は金曜~日曜の11時~17時。