
自然派化粧品・生活雑貨を扱う「マークスアンドウェブ松本ショップ」(松本市中央2、TEL 0263-38-2287)が3月5日、松本・伊勢町通りにオープンした。
店舗面積は約16坪。フェースケア、ボディーケア、ヘアケア用の化粧品や生活雑貨を販売する。季節限定シリーズの香りは現在「レモングラス」で、ボディーソープやせっけん、バスソルト、ハンドクリームなどを展開する。
新たにグループ会社のスキンケアブランド「北麓草水(ほくろくそうすい)」やMマークシリーズの一部アイテムと、「山神果樹薬草園」の食品の取り扱いも開始。「柑橘(かんきつ)コーディアル柚子(ゆず)」(500ミリリットル=1,980円、200ミリリットル=1,080円)は、とろりとした甘いユズの濃縮シロップで、水や炭酸で割って飲む。
同店は2015(平成27)年9月、松本パルコに県内初出店した。松本パルコの閉店に伴い、一時は長野県エリアから撤退する話もあったが、松本ショップのスタッフ自らが物件を探した。店長の古田静佳さんは「諦めたくなかったので、スタッフと一緒に良い場所を探したいと申し出た。限られた時間だったので、不動産会社はもちろん、知人も含めてとにかく声をかけた」と振り返る。
新たな出店場所は松本パルコから徒歩1分の物件。店内はおよそ倍の広さになり、商品ラインアップの拡大にもつながった。同社店舗管理の斉藤祐也さんは「スタッフの思いが、結果的に会社としてとしても路面店という新たな挑戦になった」と話す。
古田さんは松本出身。松本ショップでスタッフを募集しているのを知って応募し、2016(平成28)年から勤務している。松本パルコの閉店が発表された後は、心配する客も多かったというが、「移転を皆さん喜んでくれている」と笑顔を見せる。今後は路面店という立地を生かし、「伊勢町通りの一員として、より幅広い層へアプローチしていきたい」とも。
営業時間は、11時~15時、16時~19時。火曜定休(祝日の場合は翌平日)。