ラーメン店「麺匠(めんしょう) 真武咲弥(しんぶさきや) 安曇野店」(安曇野市豊科)が長野県安曇野庁舎の近くにオープンして1カ月が過ぎた。
運営は「サムライヌードル」(東京都)。東京店、札幌店、松本店に続き、4店舗目として出店した。店舗面積は約10坪。カウンター席10席を設ける。
北海道のラーメン店で修業した奥村宗弘社長が、札幌みそラーメンをベースにメニューを展開。中華鍋で炒めたラードと野菜に、豚骨清湯(ちんたん)スープと松本の老舗・丸正醸造の「安曇野味噌(みそ)」を加えて作る。「安曇野味噌特製ラーメン」や、「安曇野味噌ワンタン麺」(以上1,250円)をメインに提供。麺は、札幌産の「熟成玉子中太縮れ麺」で、豚バラチャーシューや味付け卵、ショウガなどをのせる。奥村さんは「店舗によってレシピを変え、異なったメニューを出している。松本店はファミリー層が多いので子どもでも食べやすい軽めの味にしているが、安曇野店はパンチが出るよう濃厚に仕上げた」と話す。
ほか、「炙(あぶ)り醤油(しょうゆ)特製」「炙り塩特製」(以上1,250円)などを提供。「鶏餃子(ギョーザ)」(290円)や「唐揚げ」(150円~)といったサイドメニューもある。
同社は2009(平成21)年に創業し、翌年1店舗目となる東京店をオープン。東京店の店長が松本出身で、「地元で店を開きたい」と相談されたことをきっかけに、2015(平成27)年、県内に初出店した。奥村さんは「安曇野店の場所はラーメンの激戦区だが、挑戦したいと思った。地元に長く愛される店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時30分、17時~21時(以上ラストオーダー)。水曜定休。