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松本パルコで「信州ギター祭り」 過去最多、県内産ギター300点超

昨年の様子(写真提供=信州ギター祭り実行委員会)

昨年の様子(写真提供=信州ギター祭り実行委員会)

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 長野県産ギターの展示販売、楽器製作の実演を行う「信州ギター祭り2024」が9月28日・29日、松本パルコ(松本市中央1)6階特設会場で開かれる。

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 県内産のエレキギター、ベース、アコースティックギターなど300点以上を展示販売する。「スギ・ミュージカル・インストゥルメンツ」(平田西1)、「ディバイザー」(笹賀)、「ティーズギター」(塩尻市広丘野村)、「レッドハウス」(同)など中信地域のメーカーを中心に、過去最多の17ブランドが参加。予約制のオーダー相談会を開くほか、各ブースのスタッフが選び方や管理方法についてアドバイスする「よろず相談」にも随時応じる。

 各日、トークイベントも開催。「SUGI加賀友禅~四季~ 伝統×革新×挑戦」(28日11時~)では、「スギ・ミュージカル・インストゥルメンツ」が加賀友禅とコラボしたエレキギターについて語る。「和材が奏でる音色~和材が見つめる過去と今、そして未来~」(29日11時~)では、能登ヒバを活用した楽器作りに取り組む「ATENOTE」の発起人・古谷隆明さんを迎える。実行委員会代表の太田幹雄さんは「和材を使うということを広く知ってほしいと考え、古谷さんとは昨年から企画を練っていた。能登はまだまだ大変だが、お互いのためにやろうと決めた」と話す。

 長野県のギター出荷額は国内の約5割を占め、全国1位。湿度が低いことや木材加工が盛んなこともあり、中信地域にはメーカーも多い。ギター祭りは2013(平成25)年に島村楽器松本パルコ店が企画。2019年からはメーカーと実行委員会を組織して開催している。年々、参加するブランドや扱うギターの数は増加。市内の中学校でギターについて生徒たちが学び、「信州らしい」ギターをデザインして製造委託する授業に取り組むなど活動も広がりを見せている。太田さんは「ギター祭りは毎年、遠方からの来場者も多い。商業、教育、そして観光など、各所と連携しながら、地場産業としての『信州ギター』の魅力を伝えたい」と意気込む。

 開催時間は28日=10時~19時、29日=10時~17時30分。予約入場制で、ウェブサイトで受け付ける。

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