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「信州・まつもと大歌舞伎」全6公演に8400人 「地域の誇り」町もにぎわい

観客席からは、ペンライトと垂れ幕、大きな拍手が

観客席からは、ペンライトと垂れ幕、大きな拍手が

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 「信州・まつもと大歌舞伎2024」が7月15日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で千秋楽を迎え、閉幕した。

カーテンコールの様子

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 カーテンコールで舞台に出演者が登場すると、観客は色とりどりのペンライトを光らせて、大きな拍手を送った。3階席からは3本の垂れ幕を掲出。「まつもと歌舞伎は地域の誇り 私たちはこのひとときを忘れません」「勘三郎さん!今年も盛大な松本公演でしたよ」「またお逢(あ)いできる日を楽しみに 皆様の福も叶(かな)いますように」とメッセージを送った。

 8回目となる「信州・まつもと大歌舞伎」は7月12日に開幕。「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」「流星」「福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)」の3作品、6公演を行い、約8400人が鑑賞した。期間中、入場無料で開いた「縁日横丁」もにぎわい、浮世絵を目印に町を巡るデジタルスタンプラリーも多くの人が楽しんだ。

 14日には、開催に尽力し、2012(平成24)年に亡くなった中村勘三郎さんを「偲(しの)ぶ会」を予定していたが雨天で中止。代わりに、市立博物館で太鼓奏者・上田秀一郎さんによる演奏や、特別映像「勘三郎が愛した街」の上映を行った。小雨の降る中、信州松本松深会は、勘三郎さんの写真を飾ったみこしを担いで、本町通りと大名町通りを練り歩いた。

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