![塩尻市では初開催となる「地域の人事部 全国フォーラム」。「これをきっかけに、地域が一体となって動き始めたら」と横山さん](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1719479668_photo.jpg)
地元企業の人材課題について話し合う「地域の人事部 全国フォーラムin塩尻」が7月5日、塩尻市の市民交流センター・えんぱーく(大門一番町)で開催される。主催はNPO法人「MEGURU」(同)。
経済産業省関東経済産業局が2022年度に開始した「地域の人事部」事業。地域企業や金融機関、商工会などと連携し、人材活用を支援するモデル事業を構築。塩尻市を含む全国8市町村が地域事務局を立ち上げ、自走化に向けた実証事業を行っている。
当日は、全国各地で活動する事業者らが参加。トークセッションや座談会を3回に分けて行う。トークセッションでは、それぞれ3~4人のゲストを招き、「地域の人事部」の役割や活動事例、社会的に与える影響力などについて紹介。座談会では、それぞれテーマを設けて話し合い、地域づくりについて考える。同法人の代表理事・横山暁一さんは「地元には人事部を持たない中小企業も多い。人材確保の手助けをする取り組みや現状の成果・課題を知ってもらいたい」と話す。
同法人は塩尻市の地域事務局として、これまでもさまざまな取り組みを実施。「人と地域の持続的成長循環モデルの実現」を掲げ、大学生向けのキャリア支援や、個人と企業をつなぐイベントなどを行ってきた。「人事の大切さを知って社内の体制を変えた企業があったり、地元に関心を持つ学生が増えたりと、活動の成果を感じている」と横山さん。
塩尻市では初開催となる同フォーラム。2月ごろから企画し、ゲストを決めるなど準備を進めてきた。「これをきっかけに、地域が一体となって動き始めたら」とも。
開催時間は12時30分~17時15分。参加費は2,000円(オンラインは1,000円)。申し込みはウェブサイトで受け付ける。