湖や滝、ダム、渓谷などを紹介する「まつもと広域水物語カード」が現在、松本地域の博物館や観光案内施設などで配布されている。
スポットは、まつもと城下町湧水群をはじめ、安曇野・蓼川の水車小屋、塩尻・平出の泉など12カ所。カードの表面には写真、裏面にはスポットの説明を載せる。各スポットで撮影した自撮り写真を、それぞれのカードを取り扱う施設に提示するともらうことができる。企画する県松本地域振興局企画振興課の倉品健さんは「期間を設けず配布する。これを機会に、たくさんの人に自然の素晴らしさを感じてもらいたい」と話す。
12枚全て集めた人にはプレミアムカードを進呈。カードを取り扱う施設に、集めたカードを収納できるホルダー付きの3つ折りのカードマップもあり、「自然の恵み」「水と食産業」など4つのカテゴリーに分けてスポットを紹介する。
デジタルスタンプラリーも9月30日まで行う。アプリ「furari」をダウンロードし、カードマップの各スポットのQRコードを現地で読み込むとスタンプがもらえる。4つ集めると県の特産品3,000円相当、12個全て集めると特産品1万円相当が、抽選で当たる。
同課は2019年、地域の魅力発信を目的に、近代化遺産を巡ってカードを集める企画を行った。第2弾となる今回は「より多くの人に知ってもらいたい」とスタンプラリーも企画した。県内の人を中心に関東圏から訪れる人もいるという。倉品さんは「気軽に参加して、楽しんでカードを集めてもらえたら」と呼びかける。