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「松本マラソン」4000人超が城下町駆ける 「山の神賞」や「ファンラン」も新設

スタートの様子

スタートの様子

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 松本平を駆け抜けるフルマラソン大会「松本マラソン2023」が11月12日、行われた。

中町通りを駆けるランナー

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 市総合体育館前をスタートし、信州スカイパークやまびこドームをゴールとする42.195キロ。松本城から千歳橋、本町通り、中町通りと市街地を抜けて一部塩尻市を通り、アルウィンや信州まつもと空港付近を走る。全国各地から4262人が出場。沿道には旗を振ったり声をかけたりして応援する人が集まった。

 スタート前、臥雲義尚市長はキャッチコピーの「魅せたい三ガク都がここにある~新たなシンカを小春日の松本で~」を交えつつ、「思い切りチャレンジして、新しい『シンカ』につながるようなレースを」とあいさつ。8時15分、大会公式サポーターのスピードスケート五輪金メダリスト・小平奈緒さんが号砲を鳴らし、ランナーが一斉にスタートした。

 城下町の雰囲気を感じられる前半は、国宝松本城を約1周して、本町通り~中町通りへ向かう。後半は、美ケ原など紅葉する山々と市街地の眺望を見ながら、高低差のある山あいを抜ける「岳都松本」らしいコース。今年から、アップダウンが激しい15~25キロ区間のタイムを競う「山の神賞」を設け、箱根駅伝で「三代目山の神」と呼ばれたゲストのプロランナー・神野大地さんがエールを送った。新企画「峠の茶屋」では、スペシャルエイド食として特産品を振舞った。

 男子は2時間19分38秒で富村太悟さん(神奈川県)が、女子は2時間49分16秒で嶋田早紀さん(松本市)が優勝。6時間の制限時間内に4039人が完走した。スタート地点から10キロの薄川見晴橋付近までを走る「ファンラン」や、同競技場周辺を走る1.8キロの「ファミリーラン」も行われた。

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