物販と飲食の店「小坂田マルシェ790(ナナキューゼロ)」(塩尻市塩尻町、TEL 0263-31-3669)が7月8日、国道20号沿いの道の駅・小坂田公園内にオープンした。
4月にリニューアルオープンした同公園の国道東エリアの一角に開業。店舗面積は約80坪で、物販コーナーと食堂が入るほか、サッカー場側にはテラス席を設ける。運営は、県内を拠点に土産品の企画・卸業を行うマツザワグループの「信州芽吹堂」(松本市村井町北2)。店舗統括部のチームリーダー・宮島洋平さんは「天気の良い時には北アルプスが見える。ゆっくりと買い物や食事を楽しんでほしい」と話す。
地元の農産物を中心に、菓子や調味料、乾物、漬物など幅広い商品を販売。スタッフが提供する「シャインマスカットソフトクリーム」「アイスコーヒー」(以上450円)、「紫蘇(しそ)とりんご酢サイダー」(380円)などもある。
食堂は、テーブルとカウンター合わせて22席。定番の「山賊焼き定食」「豚焼肉定食」(以上990円)をはじめ、塩尻市片丘地区で収穫された長芋を使った「白いカレーうどん」(790円)、「白いビーフシチュー」(990円)など、地元らしいメニューを用意する。
市は2020年、公園の再生と活性化を目的に、「小坂田公園再整備計画」を策定した。翌年には、利用者の利便性向上や地域振興を目指し、飲食店などの設置を決定。公募で管理運営する民間事業者を募り、同社を選定した。
店名の「790」は標高から取った。宮島さんは「小坂田は、長野県の真ん中辺り。おいしいものや良いものを集め、地域に愛される店にしていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~18時。