松本・深志神社近くにカフェ「Pause（ポーズ）」（松本市深志3、TEL 080-4191-1718）がオープンして1カ月が過ぎた。

枠を緑色に塗った扉が目印

　以前、居酒屋だった店舗を改装。扉は枠を明るい緑色に塗り、ガラスを入れ替えて中が見えるようにした。店内は壁を塗り直し、奥のスペースの畳を外すなどして明るい印象に仕上げた。店舗面積は約5坪。カウンター5席とソファ4席を設ける。

　旬の食材を使ったケーキ（450円～）は5種類ほど。定番の「りんごパイ」は、「あづみの中村農園」（安曇野市）のリンゴを使う。好きなケーキを選んで、フルーツや焼き菓子を一緒に盛り付ける「アフタヌーンティー」（ドリンク付き、1,800円）も用意する。「本日のキッシュ」（600円）は単品のほか、ミニサラダやミニスープ、フルーツ、ドリンクをセットにした「キッシュプレート」（1,200円）もある。

　ドリンクは、コーヒーやカフェオレ、紅茶（以上450円）のほか、キャラメルマキアート、抹茶ミルク（以上480円）などを提供。お酒（580円～）はジン、ウオッカ、ラム、カシスなどのリキュールをそろえる。

　店主の伊藤みずきさんは、製菓の専門学校を卒業し、地元・諏訪の洋菓子店で働いた経験を持つ。しばらく飲食店の仕事からは離れていたが、「いろいろなタイミングが重なって、これも一つの経験と思って開業を決めた」と振り返る。昨年夏ごろから店の改装を始め、少しずつ準備を進めてきた。「前の店がお酒を出していたので、どうしようか迷ったが、路地裏という立地なのでどんな人でも気軽に立ち寄れるようにスイーツカフェにした」とも。

　あまり宣伝はしなかったというが、インスタグラムで知り、足を運ぶ人が多いという。「『インスタを見た』と言ってもらえるとうれしくて、頑張ろうという気持ちが高まり、やってみたいことも増えてきた。いずれはお酒に合う、しょっぱい系の軽めのつまみを用意して、夜営業もしていきたい」と伊藤さんは笑顔を見せる。

　営業時間は13時～18時。月曜・火曜定休。