カレー店「RED CHILI(レッドチリ)」(松本市大手2、TEL 090-1853-8289)が松本・西堀の大手ビル1階に5月16日、オープンした。
「カシミールチキンレッグカレー」。肉や野菜には洋食の調理法を取り入れている
店舗面積は約10坪で、席数は8席。カウンターテーブルや壁には落ち着いた色合いの木材を使った。
カレーは「ポークビンダルー」(950円)、「チキンカレー」「ココナッツキーマカレー」(以上1,000円)「カシミールチキンレッグカレー」(1,250円)の4種類。店主の河西雅也さんがスパイスを調合。少ない種類で特徴のある味を出すことを意識しているという。米はカレーに合うように信州産のものと、香りが良く、程よい水分量のタイのジャスミンライスを半分ずつ配合。味の変化を楽しめるように「スパイスたまご」やパクチーなどのトッピング(100円~)のほか、タバスコも6種類用意する。
ディナーは唐辛子を使った世界の料理をメインに提供する。燻製(くんせい)した唐辛子のソースを使った「チポトレチキンウイング」(700円)や、ほろほろになるまで煮込んだ豚肉で作る「カルニータスのタコス」(900円)、モロッコ風ミートボールを入れた「クフタのタジン蒸」(1,100円)など。
ドリンクはコーヒーやコーラ(以上400円)、スパイスを使ってマイルドな味に仕上げた「マサラチャイ」(500円)のほか、インドの「キングフィッシャー」、スリランカの「ライオンスタウト」(以上600円)といったビールも取りそろえる。デザートは「チャイ風味のカタラーナ」「ミニデザートドリンクセット」(以上400円)がある。
諏訪市出身の河西さんは以前から好きだった音楽に関わる仕事をしたいと25歳で上京。最初に勤務したジャズレストランで料理に携わったことがきっかけで、その後は洋食店やカレー店などで20年以上働いた。食材や調理法次第でいろいろな味を作れるカレーに魅力を感じ、「これまで学んだ洋食の技術を生かして、地元でカレー店をやりたい」と思うようになったという。昨夏に退職し、カレーで盛り上がっている印象を持っていた松本で開業することに決めた。
「オープン後は何度も来店してくれる人もいてうれしい。地元のカレー店とのつながりもできてきた」と河西さん。今後は来店客の声も聞きながら味を変えたり、メニューを増やしたりしていく予定。「地域の人にとって行きつけの店を目指したい。周辺の店などと連携を取りながら西堀地区を盛り上げていければ」と意気込みを見せる。
営業時間は、11時~15時、17時~21時。水曜定休。