学ぶ・知る

松本市が「景観賞」募集 過去受賞作を遊びながら知る「景観賞カード」も

「より多くの方に魅力ある景観を知ってもらえれば」と西松さん

「より多くの方に魅力ある景観を知ってもらえれば」と西松さん

  • 26

  •  

 松本市は、魅力ある地域の景観に貢献している建築物や広告物、市民活動を表彰する「第34回松本市景観賞」で現在、作品を募集している。

[広告]

 「松本市景観賞」は4部門での募集。住宅や事務所のほか、屋外広告物、街路灯など「建築物・工作物部門」、道路、河川、公園など「オープンスペース部門」、地域の緑化やにぎわい創出など「まちづくり活動部門」、建物群など「まちなみ部門」を設ける。いずれも自薦・他薦は問わない。受賞作品は秋ごろに発表を予定する。

 景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観形成に向けた市民のまちづくり活動の推進を目指して1989(平成元)年に始まり、これまでの応募総数は897件、受賞作品数は283件。昨年度は、最優秀景観賞に「庭と暮らす家」(松本市波田)、そのほか部門賞3件、奨励賞5件を選出した。市建設部都市計画課の西松秀記さんは「新しくできた建物や、古くからある場所や整備を続けてきた場所など、対象は幅広いので気軽に応募してほしい」と呼びかける。

 同課では昨年度、これまでの受賞作品を紹介する「景観賞カード」を作成。4部門から各9件の受賞作品と、国宝の松本城と旧開智学校、合わせて38枚のカードをセットにした。3つのヒントを書いた読み札も用意。「近くに女鳥羽川が流れている」「千年も続くことを願い名づけられた」などのヒントから、地域のことを学びながらカルタのように遊ぶことができる。

 本年度の受賞作品の応募者には、記念品として同カードを贈呈する。西松さんは「これからカードも活用しながら、景観について考えるきっかけを増やし、松本の魅力を発信できれば」と話す。

 応募締め切りは6月30日。問い合わせは市都市計画課(TEL 0263-34-3015)まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース