松本・女鳥羽川沿い「春華」跡に中華そばともつ鍋の店-前店メニューも再現

「三代目つるよし」昼メニューの「味玉中華そば」(700円)

「三代目つるよし」昼メニューの「味玉中華そば」(700円)

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 松本・女鳥羽川沿いで1月まで老舗中華店「春華」が営業していた跡に3月18日、昼は中華そば、夜はもつ鍋が中心の居酒屋となる「三代目つるよし」(松本市中央2、TEL0263-31-0711)がオープンした。

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 店舗面積は50坪、席数は46席。内装は「春華」当時のものをそのまま使用しながら、一部に小上がり席を新たに設けた。

 運営は市内にイタリアンレストランの「エスタジ」「ゴローゾ」などを営業するユニゾンラボラトリー(中央2)。「(春華)跡で誰か中華をやる人がいないかと、知り合いの不動産屋から話があり、実家がラーメン店だったので、そのままなくなるのはもったいない」(同社社長の村瀬武史さん)と、出店が決まった。同店の大将は村瀬さんの兄、一ノ瀬光輝さんが務め、「2人で父親のラーメンを復活させたいと思った」と振り返る。

 2人の実家は、定食やラーメン、焼き鳥などを提供する店「つるよし」を市内・新町で開いていた。もともと大手にあった同名の店からのれん分けをしたもの。その両方の「つるよし」が閉店してから約20年、「三代目」として同店が復活した。

 当時の味を引き継ぎ、沸騰させずにじっくりと鶏ガラを煮込んで作る、澄んだスープの「中華ソバ」(600円)が昼のメーンメニュー。「春華」の人気メニューだった「サンマーメン」(750円)、「あんかけ焼きそば」(700円)も「つるよし」風に再現して提供しており、「春華時代のお客さんも多く来てもらっていることがすごくうれしい」と一之瀬さん。

 夜は「昭和」をイメージして「サラリーマンが気軽に寄れるような」居酒屋になる。「もつ鍋」(880円)は、実際に博多まで行って研究してきた「甘みとコクのある九州らしい味のもの」(一之瀬さん)を提供。そのほか、カシラやガツ、シロなどのヤキトン(320円~)も人気が高いという。

 「今は飲食店もあまり良くないとき。低価格でお客のニーズに応えられるようなものを軸として一本立ちさせていきたい。今後はフランチャイズ展開もできれば」(村瀬さん)。

 営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~24時ごろ。月曜定休。

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