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松本のカフェがジンジャーシロップ発売 店の味を商品化、「ドリンクや料理に」

店主の武田健さん・千春さん夫婦が商品化した「松本の蜂蜜と瀬戸内のレモンが恋をしたジンジャーシロップ」

店主の武田健さん・千春さん夫婦が商品化した「松本の蜂蜜と瀬戸内のレモンが恋をしたジンジャーシロップ」

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 松本市の「cafe chiiann(チーアン)」(松本市中央3、TEL 0263-35-7553)が「松本の蜂蜜と瀬戸内のレモンが恋をしたジンジャーシロップ」の販売を開始して1カ月がたった。

シロップを手に持つ武田さん

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 店で使う自家製のジンジャーシロップを商品化して2月25日、販売を開始した。材料は、美ケ原高原で採れたアカシアの蜂蜜と瀬戸内産のレモン、きび砂糖、国産のショウガのみ。キリッとした辛さが特徴で、素材を生かした味わいに仕上げた。パッケージデザインは、同店のロゴを手がけたデザイン会社に依頼。背景の黄色に、水色で描かれた蜂とレモンが映える爽やかなデザインにした。2サイズ展開で、価格は90ミリリットル=1,080円、500ミリリットル=3,780円。

 同店は2014(平成26)年に東京から移住した武田健さん・千春さん夫婦が開業。ジンジャーシロップはオープン当初から使い、人気メニュー「大人の自家製ジンジャーエール」をはじめ、さまざまなメニューに取り入れている。シロップのレシピを考案した千春さんは「シンプルな味が好きなので、ショウガ以外のスパイスは使わずに作った」と振り返る。

 新型コロナの影響で客足が遠のく中、小規模事業者への補助金を使い、以前から考えていたシロップの商品化に着手。レモンは有名産地の広島・瀬戸内産に変え、店で提供する味を再現した。「松本と広島のローカルを掛け合わせた商品になった。念願だった商品化が実現してうれしい」と健さん。

 「松本に来て買ってほしい」とオンライン販売はせずに、限られた店舗で扱うことにした。「常連客を中心に手に取ってもらい、すでにリピーターもいる。予想以上の反応で驚いている」と千春さん。「店ではランチのサラダにも使っている。豆乳やヨーグルト、ハイボールに合わせるのもおすすめ」と健さんは笑顔を見せる。

 営業時間は10時~16時30分(ラストオーダー)。木曜・金曜定休。90ミリリットルは市内周辺の雑貨店など6店舗で販売する。

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