松本市は4月からの新年度に市内の小学校へ入学する1年生に、市のマスコットキャラクター「アルプちゃん」をデザインしたランドセルカバーを配布する。
昨年までは、黄色の地に横断歩道をデザインしていたものを配布していたが、新年度から、子どもたちに人気が高い「アルプちゃん」に変更する。「歩行者の交通事故で一番多いのが横断中の事故。交通社会にデビューする小学1年生にも『アルプちゃんみたいに手を上げて横断歩道をわたろう』と分かりやすいように」(松本市交通安全課)と、警察の制服をイメージした服装の「アルプちゃん」が手を上げて横断歩道を渡っている姿をデザインした。
同課では、市内の幼稚園、保育園で行われる交通安全教室を受けた園児向けに、「アルプちゃん」をデザインした「こうつうあんぜん免許証」を作成。高齢者向けには夜光反射材が付いた「アルプちゃん」キーホルダーも配布し、人気が高い。このほか、塗り絵で遊びながら交通ルールを学べるように「アルプちゃん」を使った「こうつうあんぜんぬりえ」を「交通安全母の会」が作成、市内の幼稚園などに配布している。同課では「アルプちゃんには、交通安全の一翼を担ってもらいたい」と、マスコットキャラクターの効果に期待を寄せる。
ランドセルカバーは市内の小学校27校、約1,800人の新入生に、入学式の日に配るほか、カバーの合わないランドセルを採用している小学校5校には、「アルプちゃん」をデザインした夜行反射材を配布する。